その2 | 京都検定攻略法
「2ヶ月で2級合格」に挑戦することが決まったわけですが、闇雲に勉強しても効率が悪いでしょうし、合格は難しいと思います。
こういった場合はやはり、合格者の体験談を参考にするのがよろしかろう、ということで「京都検定 勉強法」でググってみました。
すると、みなさんがおっしゃっていることにはいくつかの共通点がありました。
テキストは精読しない
京都検定・試験実施要項の出題内容を見ると、3級で90%以上、2級なら70%以上が公式テキストから出題、となっています。ですので、とりあえず公式テキストを制覇するのが近道なんじゃね、と思ってましたが、どうもそうではないらしい。
これはテキストを実際読み始めれば納得がいったのですが、とにかく書いてある内容が難しい。最初の歴史に関する記述はまだ興味深く読み進めることができますが、次の神社仏閣の説明になると、軽く吐き気を催します。
合格者の多くがやはり同じであったようで、ここで公式テキストを頑張って読み進めても、勉強が嫌になって長く続かなかったそうです。
ではどうするか?
過去問をひたすら解く
大学受験もそうですが、やはり過去問を攻めるのが大事だそうです。
問題がどういった所を聞いてくるのか、どのレベルまでの知識が必要かを把握するためには、やっぱり過去問を解いておくのがわかりやすく、早いのです。
で、実際に第一回検定の問題を見てみました。以下は問2の16です。
「紫式部の邸宅跡と伝えられ、「鬼の法楽」の名で知られる節分会の行われる寺院はどこか。」
(ア)来迎院
(イ)蘆山寺
(ウ)清閑寺
(エ)頂法寺
…知らんがな。
答えは(イ)の蘆山寺。
どこやねんそれ、と調べてみると、なんと私の母校鴨沂高校のすぐ近くでした。
公式テキストを見てみると、なんでもこの寺を創建した良源が、修行中に邪魔をしにきた鬼を退散させた故事から、豆をまいて悪疫退散を祈願する節分行事がはじまったそうです。
ちなみにこれ3級の問題ね。
他の問題もやはりこれくらいの難易度で、ここでも軽く吐き気をもよおしましたよ、ええ。
実際に行ってみる
そしてもう一つ大事なことは、机上で勉強するだけでなく、実際に足を運ぶこと。
リアルに五感で感じることで、深く頭に刻まれるようです。
これは僕にとっては有利というか、恵まれているというか、実行しやすいですね。
今述べたように出身校のすぐ近くに御所や梨木神社がありますし、なにより自宅から三条大橋まで徒歩5分。幕末の多くの史跡がある木屋町なども余裕で歩いて行けます。
ここはホームアドバンテージを存分に生かしたいところです。
ただし注意したいことが一点。
自宅近くは問題ないですが、バスなどを利用しないとだめなところに行く時は、ある程度計画的に行かなくてないけません。気ままに向っていては交通費がバカにならない。
そこで便利なのが、Googleマップのマイマップ機能。
これは地図上の任意の場所をマーキングしてその説明を記述して保存できるすぐれもの。Googleののアカウントがあれば誰でも利用できます。
これを勉強するときに利用していれば、目的地近辺の情報がすぐわかり、現地に行ったときも気づいたことをすぐに書き込めます。
この方法も合格体験者のサイトを調べていて見つけたものです。
好循環を作る
実際に現地に行って目にすれば、さらに興味がわきます。公式テキストの内容を覚えるのはもちろん大事ですが、体験してから勉強するほうが頭に残りやすいですし、面白いです。
こういった好循環を生み出せば、結果的に効率的な勉強ができるのではないでしょうか。
どうせやるなら楽しく勉強したいもの。
これからは紅葉のシーズンでもありますので、観光客に紛れていろんなところに突撃したいと思います。