その10 | 2ヶ月で合格した勉強法の後半
さて、間がだいぶん空いてしまいましたが、前回の続きです。
前回は
- 観光する
- 過去問を解く
- テキストを読む
- テレビを見る
- ネットはシャカリキに使う
- 憶えるものはできるだけまとめて憶える
- 京都本を読む
の4.「テレビを見る」まで説明しましたので、今回は5以下を。
ネットはシャカリキに使う
「京都検定 勉強法」でググれば、おおむね僕が説明していることがヒットします。
要するに、みなさん特別ななにかをしているわけではなく、同じ勉強をしています。以前述べた、Googleマップのマイマップ機能の利用も、サイトで見つけた方法です。
あと、具体的なワードでの検索もおすすめです。
たとえば、「京の七口」で検索すればズラーっと並びますので、いくつかのサイトを覗いて情報を収集します。この時できれば自分でまとめたほうが記憶に残ります。
Excelなどにまとめれば後からも調べやすいのですが、僕は手書きでノートにまとめました。
じっさい、「あれなんやったかな?」と思ったときにノートから探すのはめんどくさいですが、やはり手書きのほうが覚えやすいです。
ネットを利用する目的はもうひとつあって、それはテキストに載っていない情報を得ることです。
たとえば、近年よく出される「祇園祭の今年の山一番はどれか」問題。
去年(2014年)の祇園祭は49年ぶりに後祭巡行が復活したので、この後祭の山一番が聞かれましたが、こんなのテキストに載ってません。
その年の出来事・イベントはほぼ毎年出されていますが、せいぜい1問か2問。配点は低いですが、その年の出来事・イベントは覚えやすいので、確実に得点できるようにしておいたほうが、精神衛生上よろしいかと思います。
憶えるものはできるだけまとめて憶える
上でも書きましたが、まとめて憶えることは重要です。
たとえば「西国三十三所観音霊場」は、テキストの記述順で勉強していても絶対に覚えられません。
また、テキストの298ページに札所の一覧が載ってますが、なぜか第10番札所の三室戸寺が載っていません。ですのでこれも一度自分で調べて表にしましょう。
過去問では京都市外の札所も出題されていますので、これも調べて表に記入します。
こうやってまとめることで、「西国三十三所観音霊場」を憶える以外に、個別の寺院に関する情報もおのずとインプットされていきます。
あとおススメなのが、「塔頭一覧」です。
寺院の数はただでさえ膨大で難儀しますが、塔頭をまとめるだけでけっこうすっきりします。
とくに「大徳寺」。
テキストでは九つの塔頭が出てきますので、どの寺院が大徳寺塔頭なのかは必ず覚えておきましょう。茶室を憶えるうえでも有効です。
京都本を読む
京都の大きい本屋に行けば、必ずと言っていいほど、「京都本コーナー」が設けられています。
その中で自分が読みたいと思ったものを選べばいいです。とくに京都検定受験のことは気にせず、自分の興味だけで選ぶほうが良いかと思います。
僕が買ったのは、『京都通になる100の雑学』(清水さとし著:じっぴコンパクト新書)や『地図・地名からよくわかる!京都謎解き街歩き』(浅井健爾著:じっぴコンパクト新書)など。
こういった新書では、必ず被ってるネタがあるので、何冊か読んでるうちに「ハイハイ、あれね」というネタが出てきます。
これが結構得点になりますし、なにより自信がついてきます。
気軽に、自分の興味がある本を数冊読むだけで得点アップが期待できるのですから、やらない手はないです。
1級受験なら、岩波系の固い新書も読んだほうが良いのでしょうが、2・3級ならそんなのいらないと思います。
まとめ
僕の紹介した勉強法は極めてオーソドックスなものです。
2ヶ月半という短い期間でしたが、合格点を出せたのはやはりオーソドックスな方法をたまたま効率よくできたからにほかなりません。
勉強ですからしんどい時もありました。
でも直接お寺に行ったり、京都本を読むことでモチベーションが保てました。
京都検定を受験しようと思っている方は、たぶんみな京都が好きだったり、興味がある方だと思いますので、僕の紹介した勉強法はすんなり実行できるのではないでしょうか。
もちろんこれは絶対的なものではありませんので、ぜひ自分にあった勉強法を見つけてください。
そしてすぐに僕にも教えてくださいw
以上、試験が終わって徐々に京都ネタが記憶から薄れつつあるgyobyでした。