最終回 通院7日目~通院終了 そして現在の状態
通院6日目に生活音で重要な1000Hz・2000Hの聴力が50dbまで回復したことにより、劇的に生活は変わっていきます。
仕事にも復帰し、仕事をしながら通院の日々。
7日目以降の治療は、
・プレドニンの服薬 朝1 昼1 ※1週間後に服薬が終わるよう序々に減らしていきます。
・5%CO2・95%O2混合ガス吸入
・首に電気をあてる
を続けていきました。※聴力検査は、2日に1回。
幸運なことに通院7日目以降も少しずつ聴力が回復していき、最終的には1000Hz・2000Hの聴力が35db、6分法で約50dbまで回復。
スケールアウト時から比べると、50dbまで聞こえるようになるとここまで違うものかと思う位、身体的にも精神的にも楽になっていました。
通院を開始したころは絶対に完治したい!との思いで通院をしていましたが、この頃になると別にこのままの聴力でも生活に支障はなさそうだし、別に完治しなくてもいいかと・・・
そんなこんなで2週間の通院も終わり、あとは様子をみながら定期的に聴力検査を行なうということで治療は終了しました。
治療を終了、そして聴力固定と診断された時の聴力は、6分法で約50db(1000Hz・2000Hの聴力が35db)。
ちなみに突発性難聴を発症してから4年とちょっとが経過した現在も、ほぼ治療終了時の聴力を維持しています。
確かに日常生活の中で、「声の小さい人」や「滑舌の悪い人」の声は聞き取り難く、聞き返すことも多々あります。また、映画館やコンサートなどの大きい音のする場所は控えるようにしています。でも、初対面の人に難聴だと気づかれたことはないですし、仲の良い友達からも普段は難聴であることなんてわからないとも言われます。
別に難聴であることを隠す必要もないので、聞き取り難くて聞き返すときは、難聴なのですみません。もう一度お願いします。となるべく感じよく聞き返すようにしています。(笑)
そうそう、難聴になって良いこともありました。
まず一つ目は、人の話をよく(注意深く)聞くようになったこと。
今から考えると難聴になる前は、人の話を適当に聞いて、適当に返事をしていたこともあったように思いますが、今は注意深く聞いて、きちんと考えて答えられるようになりました。
二つは、小さなことに動じなくなったこと。
一時期スケールアウトになった時は、本当に落ち込みました。
少し前には問題なく聞こえていたのに、こんなに耳が聞こえなくなるなんて・・・
このまま右耳まで聞こえなくなったらどうしようって・・・
そういった経験をして、多少困難なことがあっても、あの時に比べたらどうってことないって思えるようになりました。
突発性難聴を発症された方で特にスケールアウトの方は、本当につらい毎日を過ごされていることとを思います。これは、今だから言えることですが、少しでも聴力が回復するよう、徹底的に体と耳を休め、静養してください。
無理に完治を目指す必要はありません。少しでも聴力が回復すれば、びっくりする位に生活も楽なります。また、日に日に聞こえないことにも慣れてきて、難聴もそれほど気にならないようになると思います。
重要なのは、治療中はあまり心配せずにゆっくり休むこと。それにつきると思います。
勢いではじめた突発性難聴闘病記、途中、随分と更新期間が空いてしまいましたが、今回で最終回となります。
沢山の方に読んで頂き、そして沢山のメールを頂きありがとうございました。
現在突発性難聴の治療中の方からも沢山メールを頂き、その中で私が通院していた病院に関する問い合わせも何回か頂きましたので、ここでお話させて頂くと、私が通院していた病院ですが、突発性難聴を発症した当時は長崎県に住んでいたため、京都の病院ではなく、長崎県長崎市にある病院に通院していました。
病院名はここでは記載しませんが、京都プレスの方へ問い合わせ頂けたら、病院名を案内させて頂きます。
ではでは、突発性難聴闘病記はこれで終わりですが、京都プレスを今後ともよろしくお願い致します。